AVITIのQ-ScoreはQ40以上

Q-Scoreとは?

Qスコアとは、遺伝子シーケンシング(配列解析)における「精度の指標」を示す数値です。具体的には、シーケンスデータ中の各塩基(DNAの構成単位)の判定がどれほど正確かを示すものです。このQスコアが高いほど、シーケンスの正確さも高いとみなされます。

Qスコアは10、20、30といった数字で表され、たとえば「Q30」は「1000個の塩基に1つだけエラーがある可能性」を示します。臨床で一般的に使用される基準はQ30以上で、これは1000個の塩基中にわずか1つのエラーがある程度の精度を指します。Qスコアが上がるほどエラーの頻度は下がり、例えばQ40であれば「10,000個の塩基に1つのエラー」という非常に高い精度となります。AVITIはQ40以上の精度を保っており、最新のAVITI24ではQ50の結果が出ています。

こうしたQスコアの導入により、シーケンスの正確性が数値で評価できるようになり、検査の信頼性向上や、診断や治療方針決定における情報の質の確保が実現されています。

品質スコア解釈
Q1010塩基ごとに1つのエラー
Q20100塩基ごとに1つのエラー
Q301000塩基ごとに1つのエラー
Q4010,000塩基ごとに1つのエラー
Q50100,000塩基ごとに1つのエラー

私たちが実際に再現したデータ

これはPhiX(標準となるコントロールの様なもの)を使って、実際に私たちがAVITIを使って解読した時の結果です。キットは2×150 Cloudbreak Highを使用しました。40を超える非常に高いQ scoreが保たれており、AVITIの精度の高さを確認することができました。

また、私たちが研究で使用したサンプルを解読した際の結果ですが、実際に使用した際も高いQ scoreを維持しており、AVITIの精度の高さを確認することができます。

まとめ

このように、Element BiosciencesのABC技術は、シーケンシングの精度を保ちながらもコストを下げ、効率的にDNAの構造を解析することを可能にしています。

高い精度が出る理由は、ぜひ下記のブログをご参照ください。

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MEDBANKでは、次世代シーケンサーAVITIでの解析を受託しております。上記で精度が高いことを占めましたが、従来のイルミナ社のシーケンスと比較して、非常に短い納期かつ低コストでも解析が可能です。初めての方や、遺伝子解析を行ったことがない臨床医の先生でもサポートいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※図や文献は、Element Biosciencesのアメリカ本社の許可を得て、Element Biosciencesが提供する資料等をもとに掲載しております。

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